賑い戻るのはいつ 志手天神社の初詣
左の写真は2018(平成30)年12月に撮影したものです。
ここ数年、初詣の案内板を見ることができませんでした。残念ながら、今年の師走も、この案内板はありません。
ご承知の通り新型コロナウイルスの大流行で人が集まるような行事はどこでも中止になりました。志手天神社の新年行事も例外ではなく、ここ数年行われていませんでした。
今年はちょっと状況が変わってきましたが、志手天神社の迎春行事は今年も見合わせようとなったようです。
大晦日の深夜から元日未明の志手天神社はにぎやかでした。昔から志手に住んでいる「園田さん」を中心にした地域住民グループ「志豊会」が、初詣に来た人たちに熱いそばと熱々の甘酒、お神酒をふるまいます。
上の写真は2019(令和元)年12月31日と2020(令和2)年1月1日に撮影したものです。
真っ暗な志手天神社に明かりが灯るのは12月31日の夜10時前頃。参拝客を迎える準備が始まります。そして、午前零時を過ぎてしばらくすると抽選会が始まります。
おみくじを買った参拝者には「松の○番」「竹の○番」といった抽選券が渡されます。抽選会前には狭い境内は人であふれるようになります。
抽選会の景品は志豊会の会員が持ち寄ったものや新たに購入したものです。ユニークなのは「ふるさと賞」でしょう。志豊会にはミカン生産者がいます。その人たちがつくったミカンが景品として提供されていました。
※志手の「園田さん」については、このブログ「大分『志手』散歩」の「ふるさとだよりで知る志手のトリビア➁「志手と言えば園田さん、そのルーツは?」をご覧ください。
地域の人たちによる手作りの迎春行事は、住宅街の端にある小さなお宮、志手天神社にぴったりに思えました。
ただ、志手天神社周辺にも大きな変化が起きていることは「志手ぶらぶら路上観察記②天神社界隈」で報告した通りです。
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